やる気が出ない時にチェック!絶対にやる気が出る10ステップ
誰しもやらなければいけないこと、やりたいことがあると思います。それを達成したらとても良い状態になることもわかっています。でもできない。それが人間です。
理想の姿を思い描く、自分い何かご褒美を与える、やる気の出し方は沢山あります。でも、なかなか実行できません。実行できるのは一部の超人だけのような気もしてきます。
もちろん、実際はそんなことはありません。超人だってやる気の出ない時はあるのです。
まずはやる気が出ない状態が特殊ではない、普通のことであると認識しましょう。誰にも起こる、「やる気が出ない」状態の時にどうすればいいのか。あなたはその状態に甘んじるためではなく、脱するためこのページにたどりついたことと思います。その時点でもうスタートは切れていると言っていいでしょう。
このページでは、だれにでも実践しやすいやる気を出す方法をご紹介します。全部読んだ後にはきっとやる気が出ていることと思います。さっそく見ていきましょう。
この記事の目次
1、マインドセット
人間が行動する根本的なエネルギーは欲望です。お金が欲しい、モテたい、注目してほしい、地位がほしい、美味しいものが食べたい、色々な欲望があります。そういった「欲望」と言うと、とかく悪いものだと思われがちですが、これはとても大切なものです。心理学でも欲望は認められている概念です。心理学では欲望とは言わず「欲求」という言葉を使いますが、とにかく人間を動かすのは欲望なのです。
ちょっと欲望について考えてみましょう。
人間の最初の欲望は、生き残ることです。人間も生き物である以上、生存しなければ何もできないのです。砂漠の真ん中に放り出されたとき、何を欲するでしょか。水分を奪う太陽を避けたいと思うでしょう。そして水を探すでしょう。美味しいものが食べたい、いい車に乗りたい、お金が欲しい、とは思いませんね。とにかく生き延びることが最優先されるはずです。水を売っている人がいれば持ち金をいくらでも払うでしょう。
とりあえず命が大丈夫という状況になると、次に欲しくなるのは安全です。何とか水を手に入れて、潤ったとします。しかし太陽は容赦なく照り付けています。今日のところは大丈夫ですが明日になれば同じ状況が訪れるでしょう。屋根のある場所が欲しくなりますね。それが満たされると次は仲間が欲しくなります。一人は寂しいのです。
それが満たされますと、次は仲間に認められたい、と思うようになります。仲間がいても、認めてくれなければみじめな気持ちになりますね。
そしてそれも満たされたとき、最後は自分を理想の姿にしたいと思うようになります。
以上は実はマズローという心理学者が提唱した、「欲求5段階説」という理論です。これは人間の欲求を5段階に分けたもので、非常に説得力があります。
ひるがえって、自分のやりたいことを考えてみましょう。あなたは何のために活動するのでしょう。自分の作品が世の中に出て、沢山の人に認められる、お金が手に入る、理想の自分になる、それがあなたの最終的な目標ではないのでしょうか。ただ自分の好きな作品を作っていればいい、という人もいるかもしれません。でも心のどこかに多くの人に認められたいと思っているのではないですか?もしくはそのように思うのは「欲望」だからよくないことだと無意識に思って制限をかけていませんか?あなたの欲望は肯定してもいいものなのです。恥じる必要も、否定する必要も全くありません。むしろ、欲望を認めて、それを利用するのが最善なのです。
あなたのやりたいことが達成されたみたいの自分を想像してみましょう。
ということで、これがやる気を出すために最も必要なマインドセット(考え方)です。あなたの欲望をとらえて、肯定しましょう。欲望は具体的であればあるほどいいでしょう。目標が達成された未来の状態を想像するのもよいことです。「年間1000万円を稼いで、田園調布に住んで、ポルシェに乗って・・・」「書店に自分の作品が並んで、印税で会社に行かなくて済んで・・・」「全世界から絶賛されて各国でセミナーを開く・・・」といった感じで具体的にイメージしてください。そうすることで、自分が進むべき道が明確になってゆくのです。
※でも、他人に私は金のためにやっているなどというと白い目で見られますから、自分の中にしまっておいてください。特に日本は世間的には禁欲的であることが評価されます。自分の中の欲望を人にさらけ出す必要は全くありません。もし人に聞かれたら、適当に「人類の進歩のために」などと崇高な理想を言っておけばよいのです。
2、目標を分割する
さて、今あなたは遠い未来の素晴らしい自分を想像していると思います。そして、少し冷静になるとそこまでに乗り越えなければいけないハードルを次々と想像して、長い道のりに嫌気がさしてしまう、怖気づいてしまうかもしれません。つぎのステップはこのハードルを的確にとらえていく作業になります。
高い目標を設定するのはいいことです。目標があるから人は努力します。しかし、高すぎる目標は人のやる気をそいでしまいます。例えば。今すぐ道具を使わず、10メートルの壁を飛び越えなさい、と言われたらどうしますか?人間に10メートルを跳ぶ能力はありません。不可能だと思ってやる気を失うでしょう。
では10センチの段を、100段登りなさいだったらどうでしょうか。これなら簡単ですね。10メートルの壁と、100段の階段、両者の到達点は同じです。目標を分割するとはこういうことです。
大きな目標を達成するには、その前に何を達成しなければならないでしょうか。それを達成させるには何をすればいいでしょか。時間はどのくらい必要でしょうか。毎日できることは何でしょう。こうして問題を細分化していきます。
3、目標を紙に書く
目標が細分化できたら、それを紙に書いておきましょう。そして目に見えるところに貼るなり置くなりしましょう。頭で覚えているからいい、と思うかもしれませんが、毎日見るものはあなたの考え方を変えます。実際、頭で覚えていた場合は、思い出したときにしか目標を意識しません。これが目につくところにあれば、毎日意識することになります。意識する回数が多いと、自然と頭の中に刷り込まれていきます。すると、意識せずとも目標が身に付き、それに向かって動けるようになるのです。
4、タイムリミットを考える
それから目標までのタイムリミットを考えましょう。人は締め切りがあると行動することができいます。テスト前に慌てて勉強する、誰にでもある経験ですね。なぜ誰でも経験するのかというと、それは人間の性質だからです。目標が細分化している場合は、その一つ一つにリミットを設定します。
課題をやるとか、仕事を片付ける、何かに応募するという場合、タイムリミットは最初から設定してありますので、わかりやすいと思います。しかし、例えば、夢をかなえるとか、~になるといった大きな目標の場合、リミットの設定が難しいと感じると思います。これについて説明しておきましょう。
実は、大抵の目標は実はリミットがあります。漫画家は30歳がリミットと言われています。小説家はもっと上でしょう。アイドルならば10代でしょう。他に、どんなものでも年齢の制限があります。年齢の制限に対し、目標細分化と似て言いますが、タイムリミットを細分化すればいいのです。今25歳で、30歳がリミットだとしたら、あと5年をどう使ったらよいでしょう。1年目にはどうしたらよいでしょう。1か月目には?1週間目には?1日はどう過ごせばいいでしょう。このように考えるのです。
そして究極のタイムリミットは、誰にでも訪れる寿命です。あなたが若ければあまり考えたことはないと思いますが、あと何年生きられるか考えたことはありますか?長く生きるとして、あなたの寿命が100年だとします。しかし、健康で活発に活動できるのは60歳くらいまで。それまでにあなたには何年残っていますか?
5、否定的な人と付き合わない
否定的ない人は世の中のどこにでも存在します。いわく、あなたがやろうとしていることは不可能だ。不可能でなくても限りなくゼロに近い確率だと。このような人とはなるべく距離を置きましょう。仕方なく近くにいなければいけない場合があるかもしれませんが、それでもできる限り関わらないようにしましょう。このような人たちは、あなたのやる気をそぎこそすれ、増やすことは決してありません。
彼らの言っていることは一見真実のように聞こえるときがありますが、全くの見当はずれです。もし彼らの言葉が正しいのでしたら、確率の低い目標を達成する人はいないことになってしまいます。しかし、現実には、アイドルもいれば漫画家もいます。小説家も映画監督もいます。宇宙飛行士も総理大臣も大統領も存在しています。つまり、不可能ではないのです。もちろん、難しい目標は達成できないこともあると思います。ただ、一つだけ言えるのは、何もしなければ何にもなれないということです。彼らはきっと何にもなれないでしょうね。あなたは彼らとかかわらず、一歩踏み出してください。
6、悪口を言う人の仲間にならない
人の悪口を言う人がいます。悪口を言う人は悪い人だ、誰もがそう言うでしょう。しかし、真実はこうです。人の悪口を言うことは、楽しいものです。特に仲間たちと誰かについて悪口を言い合うのはとても楽しいものです。隠す必要はありません。誰もがそうなのです。
しかし、残念ながら悪口は何も生みません。誰かが悪口を言っていたら、その人の近くにはいかないようにしましょう。あなたもその楽しさに巻き込まれて、何も生みださない無駄な時間を使ってしまいます。その時間を他のことに向けましょう。
7、まずは始める
さて、いざ目標が決まったら今すぐに始めましょう。明日やろう、〇〇をしてからやろうというのは、今この瞬間にやめましょう。目標の細分化と同じで、一番簡単なことから始めるようにしましょう。簡単な方が始めやすいからです。たとえば、「机に向かう」ことから始めるのも良いでしょう。着替えてみる、顔を洗う、何でもよいのです。やりやすいことから徐々に始めていきましょ。
8、ルーティン化する
ラグビーの五郎丸選手で有名になったルーティンもやる気を出すには向いています。まずは始める、その合図を決めてしまうのです。犬の「お手、お座り、からのご飯」と原理は一緒です。このような動作を繰り返すと、お手を要求されたらご飯がもらえるかもしれないと犬は思います。人間も、動物なので、この性質は否定できません。
この「お手」に代わるものを自分で考え、それをしたら机に向かうとか作業を始める、と決めて、何度も繰り返すのです。最初は意識的にやらなければなりませんが、徐々に週間化すると、むしろそれをしないと気持ち悪くなってきます。
ポーズは何でもいいのです。五郎丸の真似をしてもいいです。あまり考えても時間の無駄ですので、迷ってしまった人には、「合掌」をおすすめします。なんとなく日本人になじみがありますし、目を閉じれば落ち着きます。儀式的なイメージもあります。はたから見てもそれほど不自然でない(?)というのもいいところです。何でもいいのでルーティンポーズ絵を決めて実践してみてください。
9、筋トレをする
どうしても本来の作業をする気が起きない時は、筋トレをおすすめします。筋トレをするとセロトニンが分泌されます。セロトニンは自主性や意欲を高めます。精神も安定し、集中力も高まります。それほど鍛え上げるのが目的ではありませんので、短時間で充分です。どうしても作業が手につかない時は筋トレをしてみましょう。※画像はイメージです。
10、やる気を出す必要はない
さて、上記の方法を理解すれば、大抵の方は前に進めるのではないでしょうか。
でも万が一、前に進めない方に、これでだめなら諦めるしかない、究極の話をしましょう。
あなたは何故やる気を出す必要があると思っているのでしょうか。何かを達成して、誰かに褒めてもらいたいのでしょうか? 自分の満足のためにやっているのでしょうか? 成功してお金や名声がほしいからでしょうか? それとも、この全部でしょうか。
あなたの目標はどれでも構いません。頭に思い描いてみてください。目標が達成された未来はきっと素晴らしいものでしょう。
では、なぜやらないのでしょうか。
なぜ今スマホやPCを見ているのでしょうか?
なぜ今ごろごろしているのでしょうか?
なぜやる気がないことを言い訳にしているのでしょうか。
やる気なんて必要ありません。実行すればいいだけです。
あなたはやる気がないと何もできないのでしょうか。
世の中の誰もがやる気に満ち溢れて活動しているでしょうか。
そんなことはありません。
嫌なこと、苦しいことがない人はいません。
それでも誰もが目標のために、行動しているのです。
それは生活のためかもしれません。夢のためかもしれません。
どちらでも関係ありません。
あなたは、今、やればいいのです。
やる気なんて必要ないのです。
今すぐこのサイトを閉じましょう。そしてあなたの目標に向かってください。最初のペンを走らせてください。
やる気なんか必要ないのです。
時間だけは誰にも平等です。
あなたにはあと何時間何分残っていますか?
それでも、あなたはやらないのですか?